耳は、形の良し悪しについてもっとも無関心なところですが、損傷していたり、欠損していたり、奇形であったりすると、人の目はそこへと注がれます。
耳の奇形は、遺伝によるものが多いようです。耳は髪の毛で部分的または完全に隠れますが、耳に欠陥のある人は髪の毛でカバーしていても気になるものです。

次に挙げるのは、一般的な耳の形態です。
 1 眉毛から小鼻の長さにほぼ等しい。
 2 頭に対して30度の角度についている。
 3 耳の長軸が鼻背と平行になっている。
 4 耳の長さは約7cm。
  (成人の耳の長さの平均は耳の横幅の約2倍。
   耳の横幅の平均は約3.5cm。)  

耳の手術には、耳を小さくする 立ち耳を治す 裂けた耳たぶを治す 副耳の除去があります。  

耳を小さくする 


大きな耳(大耳症)には耳全体が大きいものと耳の一部分だけ 大きいものとがあり、片側だけあるいは両側にあらわれます。
手術は局所麻酔後、縮小する程度により、長さか幅、あるいは 長さと幅の両方に切開口を設け縮小します。また、状態に応じて 耳たぶ部分の縮小も行ないます。

縫合は時間をかけて細かく丁寧に行ないますので仕上がりが とてもきれいになります。
手術時間は約30分、抜糸は1週間後に行ないます。

■費用(片側)290,000 円〜

立ち耳を治す


耳が頭に接している角度は約30度が普通です。ところが、それより大きい角度でついている耳があります。これを立ち耳といいます。立ち耳というのは、軟骨の発達が不完全なため、耳を外側へ支えるべきスプリングの働きをする軟骨とくぼみが耳を前方に押し出してしまい、適当な角度にとどまっていない状態の耳のことです。また、顔の輪郭から飛び出しているので、実際より大きく見えがちです。

手術は、局所麻酔後、不完全な形の軟骨を皮膚削り機またはメスで削り、薄くして形を整えます。
切開口は耳の後ろに設け、軟骨を露出させて削ります。

耳を前に突き出させている軟骨のスプリングがゆるんできた ところで後ろに倒し、適当な角度に軟骨を固定してターバン のように包帯を巻いておきます。
術後1週間ぐらいは寝る時に特殊ヘアバンドを 着用します。
抜糸は1週間後です。

■費用 
( 両側 ) 295,000 円 ( 片側 ) 185,000 円

裂けた耳たぶを治す


耳たぶが裂けているものは「耳垂裂症」といわれ、先天性のものと後天性のものがあります。後天性のものは外傷によって裂けるか、あるいはピアスが引っ張られ、そのはずみで裂けることもあります。
手術は、局所麻酔後、裂け目の内側の両端を切除し、美容外科縫合を行います。 Zプラスティー(形成術)またはWプラスティーを用いる場合もあります。 縫合は時間をかけて細かく丁寧に行ないますので仕上がりが とてもきれいになります。
手術時間は約30分、抜糸は1週間後に行ないます。

■費用 150,000 円〜

副耳を除去する


副耳とは耳の前にイボ状に小さく隆起したものをいい、一つのものもあれば、複数のものもあります。単に皮膚、皮下組織から成っているものと、中に軟骨が入っているものがあります。 美容上好ましくないために取り除きたい場合は、切除してきれいに縫合します。
手術時間は約30分、抜糸は1週間後に行ないます。

■費用 150,000円〜

▲ページトップへ戻る
Copyright 2008 Sunrise Aesthetic Surgery このサイトに関する全ての無断転写を禁止します。